スポーツニッポン賞・小橋正義杯(FⅠ)

開催日時 2024年7月29日(月)・30日(火)・31日(水)
開催場所 弥彦競輪場
出走表 出走表 コンビニで出走表が無料で出力できます。詳しくは コチラ
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山口幸二

選手インタビュー

二日目勝因敗因

1R
前から突っ張る中岡には隅と吉成が続き、この後ろに単騎の坂口が割り込む。4角絶好は番手の隅だが、吉成が外、坂口が内を鋭く伸びて、隅は痛恨のハコ3。
 

1吉成 晃一

1着は2月の和歌山以来。もともとヨコよりタテの選手だし、誰にも絡まれずサラ脚なら3番手でもよく伸びる。

2隅 貴史

前を残したい気持ちもあったと思うが、点数上位で4角ハコだし、あの展開はきっちり勝たなきゃ…。

3坂口 卓士

外から4番手に追い上げ最後は内。4対2対1の1だし、組み立て悩むレースだったが、持ち前のガッツで2着に突っ込んできた。

4西巻 秀太

戸塚が行けず共倒れのレース。最終バックあたりで一瞬外に持ち出したが、1車進んだだけだった。

5倉岡 慎太郎

坂口が外から来ると簡単に自分の位置を明け渡してしまう。離れず付いていけば4番手4着だっただろう。

6戸塚 涼介

車番やラインの長さにやられた感じ。これが逆なら、中岡みたいなレースをしていたはずだ。ブーメランで元の位置に戻っても、そこからもう一度反撃したところは評価できる。

7中岡 海

二分戦で前も取れたしレース自体はあれでいい。あとは自分の脚の問題。まだ22歳と若いし、これからの努力次第で大化けする可能性もある。
 
2R
前で受けた矢田が河上の上昇を突っ張って先行。突っ張られた河上は4番手に入るも不発。後方から巻き返した平川も不発で、ゴールは矢田マークの橋本が展開有利に抜け出し1着。逃げた矢田が2着に残り、3番手の近藤が3着に流れ込んだ。
 

1渡邊 恭典

任せた平川が捲り不発。どこか降りようと内をうかがったがどこにも入れなかった。初日は戸塚がガツンと踏んだときに千切れてしまったし、それに比べればレースになっていた。

2河上 陽一

初手で後ろになった時点で厳しい戦いになるのは覚悟していたはず。矢田に突っ張られたあとは全部下げず4番手の外で我慢したのは良い判断だった(これによい平川は車を下げた)。

3矢田 晋

ケツを上げながら踏み込む独特のフォームで2つの別線を完封。最後は後ろに差されたが、早めから逃げてライン3人で決めたのだから高評価だ。

4橋本 勝弘

競輪はやっぱり「先行の番手」。レースが終わってこの言葉が真っ先に浮かんだ。今回が小橋正義杯だからというわけではないが、最後の首を振りながら追い込む姿は小橋さんにそっくりだった。

5河野 要

河上任せのレースで共倒れ。

6近藤 直幹

今回は珍しく? 2日間とも前の方でレースができている。今日の3着は前で頑張ってくれた矢田のおかげだ。

7平川 雅晃

6番手まで下げてから仕掛けていったが矢田に併されてしまう。風邪をひいて前回欠場したのがひびいているのか、連日「らしさ」が見られない。
 
3R
1回ぐるっと回って田代が最終先行。後方から捲ってきた田中の捲りは不発、3番手にいた渡邉も被りっぱなしで、絶好ハコ展開の内山が鋭く抜け出し連勝ゴール。内で我慢していた渡邉と大塚が内山に続く形で2着3着。
 

1田中 和磨

1番車だから前を取れると決まっているわけではないが、スタートで一番後ろになったのはかなり意外だった。今回はコメントに「自在」も付けているが、やっているのはいつもと同じ自力勝負。

2内山 拓

初日は半田誠、準決は田代と連日前を任せた先行選手が頑張ってくれた。タテ型のイメージでヨコの動きはまだまだと思っていたが、今日はしっかり番手の仕事をしてからタテに踏んだ。余裕綽々!

3大塚 英伸

前に続いただけという見方もできるが、脚がなければ4着か5着だっただろう。2日間とも気持ちよく踏める展開になっていないし消化不良で不完全燃焼?

4松澤 敬輔

うまくてクレバーなイメージがあるし、単騎のレースなら「前団好位」は外さないと思ったが…。

5富 弥昭

松澤と絡んだ最終ホームはあぶなかったが、きっちりしのいで前の捲りを追った。あとは見ての通り。田中の捲りがあまり良い進みではなかったし、どうにもならない展開だった。

6田代 匠

2日間先行。どっちも番手の選手が1着を取っているし、幸せ配達人になっている。今はどのレースでも先行にこだわっている感じだし、最終日の敗者戦もガンガン行きそう。

7渡邉 直弥

ビックリしたが、これが今年の初決勝。外にずっと田中がいたので自力を出すことはできなかったが、しっかり位置取りをして勝ち上がったのだから、これはこれでいいのでは。
4R
半田が打鐘で先頭に立ったときは中村とのマッチレース!と思ったが、まさかあんなに失速するとは…。ゴールは番手を回った中村が大楽の1着。4番手から捲り上げた小林が2着で、九州3番手を固めていた山口が3着に入り、半田は末を欠いて4着に沈んだ。
 

1小林 則之

一旦切って脚を使っているのに、最終バックから自力を出したのはさすが。相手は自分より二回り以上若い半田だし、大健闘の2着と言えるだろう。

2半田 誠

小林と山本で踏み合いもあったし、比較的楽な先行に見えたが…。初日も後ろに楽~に差されているし、今回はやや一息といった感じ。

3佐々木 省司

2日間とも山本任せのレースで後方に置かれる展開。最後は内を狙ったが、そこでも山本とコースが被ってしまった。

4中井 達郎

コースを探している3コーナーで山本に当たられたのが痛かった。あれがなければ1着2着は無理でも3着に入れたかも。

5中村 雅仁

あの展開だし勝つのは当然。決勝のことを考えたら、半田を残せなかった「後悔」の方が強いかも。2日間見ていて脚は問題ない。

6山口 幸太郎

予選が3着で78点しかないし、「3着1人」の決勝はさすがに無理だが、最近の中では初日2日目3着3着というのは大ヒット。

7山本 恵介

前を取ったらこうなる、という悪い意味でのお手本のようなレース。小林に切られ、その上を半田に行かれ、6番手不発だった。
 
5R
打鐘過ぎに押さえた早坂がベタっと流して大マイペースの逃げ。番手の古川も余裕ありそうに見えたがそこまで迫れず、ゴールは早坂ガマンの関東ワンツー。4番手から伸びた和泉は赤板過ぎのイエローライン踏み切りで3着失格。これにより小峰が繰り上がった。

 

1早坂 秀悟

和泉が相手だし捲りでもいいのに、構えずドンと逃げたのはこの人の生き様。これでメモリアルの300勝。先輩の河野通孝が初日のS級特選で決めていたし、1つの開催で2人の節目達成はかなり珍しい。

2徳吉 広紀

展開的にどうにも…という感じで、突っ込めそうな雰囲気もなかった。切り替えてまた明日!

3小峰 烈

和泉の失格で結果オーライのライン独占。踏み出しで遅れたのがひびいたのか、最後の直線はマーク一杯という感じだった。

4古川 尚耶

古川-早坂の二車単は440円。ガマンの早坂-古川は1030円だった。ああいう展開で援護優先になるのは仕方のないことだが、差しを買っている人からしたら、あれは差してくれよというレース。

5和泉 尚吾

レースが終わって「5番が審議」とアナウンスされたときに、どこの審議? と思った人は多かっただろう。まさか赤板過ぎのイエローラインとは…。ちょっとというか、かなりもったいない。

6柴田 竜史

単騎のレースだったが7番手に置かれて見せ場なし。昔の超強かったイメージがあるから、今のこの成績は残念すぎるし寂しい。

7西田 大志

遅れてきた小峰を何とかしようと横に大きく動いたところは高評価。任せた和泉が直線勝負になったため突っ込むことはできなかったが、あの前傾姿勢の乗車フォームは必死さが伝わってきてすごくいい。
 
6R
115期生2人の同期対決は2車の土田が逃げて3車の照井は構えた。完全2分戦で他の邪魔もないなら、さすがにここは照井のひと捲りで、マークの関根もぴったり続く。3番手の土屋は簡単に離れ、土田を利した大矢が前残りの形で3着。
 

1土田 武志

前検日に本人も言っていたがS級ではまだ力不足。どうぞ駆けてくださいとすんなり先行態勢に入ったが、点数上位の同期に違うスピードで行かれてしまった。

2照井 拓成

無理にやり合わず、勝てるときはしっかり勝ちにいってくれるのがこの人のいいところ。考えすぎて仕掛け遅れることも多いが、この1着で気持ちはだいぶ吹っ切れたか。

3関根 健太郎

普段自力で動いているだけあって、照井の快速捲りに離れることなくしっかり続いた。最後の直線はもう少し迫っていいような気もするがこれが現状。

4土屋 裕二

土屋の3着が3連単の一番人気だったが、タイミングなのか、脚のなのか、全然追うことができなかった。長欠明けで3場所走ったがまだ本調子には遠そう。

5大矢 将大

土屋が離れてくれたおかげで何とか3着。ぴったり付いてきたら4着だっただろう。今は埼玉だがもともとは弥彦育ちだし、3日目の最終日も1つでも上の着を目指して頑張る。
 
7R
先行2人が全開で踏むとマーク選手はどちらも離れ、強引に叩いた橋本の後ろに望月がすっぽり。最後は望月がズブリ差した。3番手に入り直した吉田は徐々に口が空き、苦しい後方から越智が鋭く3着入線。
 

1越智 展孝

最終バック通過は5番手で、前は完全に「2人の世界」となったが、最後はびゅーんと外を伸びて3着に入った。まだまだタテの脚はある。

2橋本 壮史

残している数字を見ても、負けちゃいけないレースだった。構えず1周半逃げているし内容は◎だが、受けて立つ立場として「勝つ先行」をするのもこれからは大事。

3望月 一成

最初から「離れ待ち」ではなかったと思うが、橋本に併せて思いきり踏んで、番手にうまく飛び付いた。最後の直線も余裕を持って逆転したし、この1着が良いキッカケになれば。

4吉田 裕全

橋本のカマシに口が空いて離れてしまう。その後うまく3番手に入り直すも余力はなく、徐々に離されてしまった。

5柳谷 崇

内にいた水書を厳しく締め込み、離れた吉田を迎え入れたところはナイスアシスト。地味だけど良い仕事をする選手だ。

6水書 義弘

口が空いて割り込まれ、そのあと今度は押し込まれ、1人ずるずる後退していった。復帰戦の今シリーズは5割も戻っていない感じ。
8R
磯川の逃げを4番手から城戸が捲って快勝。続く山本は高橋に持ってこられて苦しくなり、失敗6番手の坂本が外強襲の2着。張られた山本、坂本を追う佐藤の3着争いは、山本がわずかに制した。
 

1佐藤 康紀

目標の坂本が6番手でなかなか仕掛けないし、さすがにあれではノーチャンス。脚はそこまで悪くなさそうに見えるが、展開だけはどうにもならない。

2高橋 広大

城戸の捲りには反応できず、その後ろを何とか持っていったが、これでほぼ全てのパワーを使った感じ。最後の直線は全く伸びなかった。

3山本 奨

高橋のブロックは十分警戒していたはずだが、あそこを乗り越えるのにかなり手間取ってしまった。これからは追走技術や車間の詰め方など細かい部分のスキルアップが必要。

4坂本 周作

最後は脚で2着に来たが、本命を背負う立場としては物足りないレース内容。典型的な1着タイプで競走得点ももう少しあったが、近況はやや調子落ち。

5小沼 良

捲られたラインの3番手だし上位入着は厳しくなったが、一応最後は逃げた磯川、前で仕事した高橋のことは抜いている。

6磯川 勝裕

ちょっと正直に逃げすぎた? 本来の力はこんなもんじゃないはずだし、最終日の巻き返しに期待したい。

7城戸 俊潔

1回脚を使って4番手をキープし、そこからマッハ捲りで後続を千切った。初日の3着もライン貢献の先行だったし、S級返り咲き3場所目にしてちょっとずつ「感覚」を思い出してきたようだ。

 
9R
審議にはならなかったが、今野の後輪と山本の前輪がぶつかった2コーナーはかなり危なかった。これにより山本の勢いは完全に止まり、この後ろの柿澤が今野の3番手捲りにうまくスイッチしてゴール前抜け出した。止まったはずの山本も柿澤後位で立て直し、終わってみれば人気を集めた関東両者のワンツー決着。
 

1山本 修平

アクシデントがなければ楽々行っちゃう感じのスピードだった。接触して勢いが死んだ状態でも諦めず踏み続けたのは評価できる。

2今野 大輔

今日に関してはタイミングだが、この人のレースはけっこう危なっかしい。とりあえず大量落車にならなかったのが一番。本人もホッとしただろう。

3小川 圭二

横内の先行では正直厳しいか。真後ろの今野に捲られ、そのあとも次々外を行かれてしまった。

4高木 翔

単騎のレースで切り替え策。最終4コーナーで前が団子になってくれたおかげで4着まで伸びた。

5中村 良二

目の前で起きた接触に怯んだのか、今野が捲っていったときに遅れてしまう。今日に関しては難しいレースになったし参考外かも。

6横内 裕人

後ろ攻めから果敢に逃げたが、最終3コーナーあたりでは捲られてしまう。まだS級に上がって1ヶ月も経っていないが、パワー不足を痛感していることだろう。

7柿澤 大貴

 接触があったところはよく避けた。そのあとも判断良く今野の後ろにスイッチしたし、ゴール前もいい感じで自転車が出ていた。さすが地元!という感じの気合の入ったレース。
 
10R
前受けの中嶋が久米を出させなかったのは予想通り。久米が無理せず車を下げたのも予想通りだが、ペースだと思われた中嶋を久米があっさり捲ってしまったのは予想外というかビックリした。中嶋マークの大森も仕事をする前に行かれてしまった感じで、結局、久米-池田-石丸で奇麗に捲って遠征トリオのワンツースリー。
 

1小野 大介

2車身近く離れた最終ホームは、車間を空けたと言うより、空いてしまった感じか。その後は頑張って踏んで何とか追い付いたが…。

2久米 康平

ダッシュを効かせたカマシ捲りが持ち味の選手だし、今日みたいなド先行との2分戦は苦手なはずだが、ブーメランで5番手に下げてから目の覚めるような捲りを披露した。本人も言っているが弥彦はS級初優勝のバンクで大得意。

3小川 賢人

単騎はどうしてもやることが限られる。中嶋のラインに乗っていったのは誰が見ても正解だが、仕掛ける前に被って脚を余したまま終わってしまう。

4池田 良

大森のところを乗り越えるとき、締め込み気味にチョンと当たったのは隠れたファインプレー。あれで石丸も追走しやすくなったはずだ。一時期に比べて差し脚は鈍っているが、離れるとかそういう心配は特にない。

5中嶋 宣成

最近はいつもこんな感じで、初日クリアして2日目にダメというのが続いている。やっているレースは悪くないが、強弱の付け方やペース配分の見直しが必要かもしれない。

6石丸 寛之

捲りの3番手になったが離れずぴったり。これで前々回の最終日から6走連続で確定板入りとなった。

7大森 慶一

目測を誤ったのか、久米の捲りが飛んできても反応できず、中嶋と一緒に捲られてしまった。混戦を突っ込むのは上手な選手だが、今日みたいな先行の番手はどちらかと言えば苦手。
 
11R
塩崎は打鐘で勢いよく飛び出したあと流しすぎ。後方6番手になった緒方が早めのカマシで塩崎を潰して、最後は中本が余裕を持って差した。ロングで行った緒方が2着に残り、塩崎からスイッチしていた小川はわずかに届かず3着。
 

1中本 匠栄

車間を空け、真後ろから来る小川を振りながら、計ったようにスッと差した。最近はずっと「差せない体」になっていたし、この1着は本人が一番嬉しいだろう。

2小川 真太郎

あそこではもう拾えないし、塩崎を捨てた判断は間違っていない。本当に調子が良ければ1着2着まで行けたと思うし、あれで3着というのが今現在の調子なのだろう。

3内藤 宣彦

染谷が強引にでも仕掛けてくれれば面白かったが…。終始後方のままではどうすることもできない。

4三ツ石 康洋

切り替えた小川に続いて最後は内。やれるだけのことはやったし本人も納得しているだろう。

5染谷 幸喜

 初日の感じなら良い勝負ができると思ったが、見て、見てになってしまい、いつものように仕掛けられなかった。

6塩崎 隼秀

A級ならあの駆け方でいいが、S級は少しでも緩めたら来る。まだ一発目の開催だし、これから、これから。今日の失敗は良い勉強になったはずだ。

7緒方 将樹

今はほんと仕掛け遅れがないし、ちょっと距離が長くても問題なく行ってしまった。引き続き好調キープ!

 
12R
大方の予想通り山根が挑戦者らしく飛び出した。車を下げた長島が4番手から捲ると、山根マークの隅田も番手から出て、現栃木と旧栃木で激しい踏み合いになったが、インの隅田がきっちり併せて押し切った。続く池田は最後一杯で、併された長島が外で踏ん張り2着。長島を追っていた河野が3着に入る。
 

1白戸 淳太郎

最終2センターから4コーナーにかけてコースができたので、一瞬「おっ!」っと思ったが、河野にぐいっと頭を出されて伸びきれなかった。残念。

2佐伯 翔

長島が行っちゃうと思ってあの位置にいたのか、切り替えるタイミングを逃したのかは微妙だが、いずれにしても単騎の準決で終始7番手ではどうにもならない。最後も突っ込むコースを探せず不完全燃焼のレースとなった。

3池田 憲昭

前の隅田が番手捲りだし2着に入れる展開だったが、重たい内を走らされたせいか流れ込めず…。

4長島 大介

1回踏んでから山根を出させたところはうまかった。4番手に入ってからも躊躇せず捲っていったし、隅田に併されても飛ばなかったのは立派。

5河野 通孝

前の踏み合いを見ながらで決して楽ではなかったが、何とか態勢を整え、最後は外をいい感じで伸びてきた。悪くはなさそう。

6山根 慶太

 A級で9連勝するくらいだから強いのは間違いない。レースを見てもまだまだ上位との差はあるが、こういう積極的な走りを続けていれば将来SSも夢ではないだろう。

7隅田 洋介

番手捲りは選手間であまり評価されないが、隅田なら何となく許されてしまいそうな気がする。長島の勢いが良くてちょっと前に出られたが、その状態から盛り返して押し切ったのだから力はある。
 

初日勝因敗因

1R


後ろから押さえた田代が大マイペースの逃げ。下げて5番手の山本はなかなか仕掛けず、3コーナーから外に持ち出すも車の出は一息で、ゴールは逃げる田代を徳吉が交わして福岡ワンツー。山本は3着に入るのがやっとだった。
 

1隅 貴史

完全2分戦で捲りラインの3番手。イコール、7番手だ。前も全然仕掛けてくれないし、脚を余して終わってしまった。

2佐々木 省司

どんなに点数があっても展開が悪ければどうにもならない。任せた山本が5番手からの捲り追い込みで、前がかなり遠かった。

3倉岡 慎太郎

前団3番手で3着に入る大チャンスだったが、最後は外と内を行かれて悔しすぎる5着。

4徳吉 広紀

競りなしハコ無風で、別線の捲りも飛んでこない。年に数回の「勝ってください」の展開で大恵まれの1着。

5山本 恵介

仕掛けるポイントは何度かあったように見えたが…。田代のペースにまんまとはまってしまった。

6近藤 直幹

先行するラインの4番手で誰かに絡まれたわけでもないが、ゴール前伸びそうな雰囲気はあまりなかった。

7田代 匠

前検日にメンバーを見たときから「駆けやすそう」と言っていたが、ほんとその通りのレースになり、山本が無抵抗で余裕の逃げ。準決も持ち味の先行で見せ場を作る。
 
2R



平川と中岡が脚を使い合って前団は混戦。これを後方待機の渡邉と中井が鮮やかに捲って一番人気に応えるワンツー。連結を外していた小峰が外を伸びて何とか3着。
 

1平川 雅晃

小峰が離れて「援護のない逃げ」になったが、真後ろから仕掛けてきた中岡のことはきっちり併せ切った。悪くない内容。

2渡邉 直弥

展開向いての捲りだが、車の出は非常にスムーズだった。近況の成績の通りでだいぶ良くなっている。

3橋本 勝弘

中岡不発の展開から平川の後ろにうまくスイッチ。ただそのあとは外の捲りに反応できず、小峰にも楽々交わされ…。

4小峰 烈

呼吸が合わず平川のカマシに離れてしまう。最後は「脚」で3着に来たが反省点の残るレース。

5中井 達郎

渡邉の捲りに離れずぴったり。復帰戦となった前回の京王閣もまずまずだったし、選手がよく言う「レース勘」の心配は全くなさそう。

6中岡 海

平川に完敗。番手に嵌まって叩きにいくも併されてしまったし、力負けというしかない。チャレンジ時代の走りを見たら、もっとやれてもいいはずだが…。

7西巻 秀太

離れた小峰を迎え入れたところはナイスアシスト。あとは見たまんまで、展開的にどうにもならなかった。
 
3R


スプリントのような超スローな状態から和泉尚吾がドカンとカマして独走ゴール。番手の富は思いっきり離れて第2先行。この後ろに飛び付いた松澤がゴール前交わして2着に入る。富も何とか3着に残った。
 

1松澤 敬輔

半周以上泳がされる苦しい展開になったが、踏んで、踏んで、富の後ろに飛び付いた。良くないときなら口が空いて大敗している展開。前検日に本人も言っていたが、一時期よりはだいぶ上向いている。

2和泉 尚吾

押さえたら別線に粘られるかもしれないし、カマしたら後ろが離れるかもしれない。逃げイチみたいな番組だったが、本人的には意外と難しかったかも。

3河野 要

回れる位置もなく、とりあえずは松澤ー坂口の後ろで様子を見ていたが、ピッチが上がったときに口が空いて割り込まれてしまった。

4吉成 晃一

前検日はかなり悩んで本線の3番手を選択したが、前がカマシになって離れてしまう。

5坂口 卓士

富も松澤も脚を使っていたし、2着3着には入りたい展開。地味~に車間を空けたり、上にあがったりしていたので、最後の直線は思ったほど伸びなかった。

6矢田 晋

気楽な単騎でワンチャンあるかなと思ったが、離れた7番手で見せ場なし。縦長の展開になったため途中から画面にも映っていなかった。

7富 弥昭

本命マークを外しているので「良いレース」とは言えないが、第2先行になっても諦めず踏み続けたのは立派。ベテランのしぶとさを見せつけた。
 
4R


ガンガン飛ばす戸塚のことを半田が強引に潰して主導権。内山と山口もぴったり続き、ゴールは内山楽差しの九州ワンツースリーとなった。単騎の2人はやや期待外れ。
 

1柴田 竜史

最初から最後まで九州トリオを追いかけ4番手4着というレース。単騎と言った以上は何かしらアクションを起こすと思ったが…。

2渡邊 恭典

戸塚が踏んだ打鐘の3コーナーで口が空いて遅れてしまった。

3内山 拓

決まり手はすっかりなくなったが、昔は自力をバンバン出していたタテ型の選手。今日みたいなすんなりの展開は「大好物」で、断トツ◎半田を涼しい顔で逆転した。

4河上 陽一

結果的に柴田をマークしていただけのレースになってしまった。予選のメインで半田クラスの若手がいると自力を出すのも厳しいか。

5半田 誠

出切るのに脚を使って最後は差されたが、レース内容はパワフルの一言。やんちゃな雰囲気もあるが受け答えはしっかりしており、これからの努力次第ではとんでもない選手になるかも。

6戸塚 涼介

半田を相手に激しく抵抗。簡単には行かれなかったのは評価できるし、本人も「出し切った」と納得しているのでは?

7山口 幸太郎

アフロ山崎の師匠として有名。ピスト6も頻繁に走ってかなり忙しいが、本線の3番手でしっかり3着に流れ込んだ。
 
5R


逃げる早坂、捲る田中の攻防は激しくなったが、田中を捨てた中村が最終バックから自力にチェンジして両者をまとめて飲み込んだ。中村マークの西田が独特の前傾姿勢で2着流れ込み。被りっぱなしの小林が最後外に持ち出し3着に入った。
 

1中村 雅仁

田中が併されたように見えるとすぐさま自力発動。前検日に「これからはもうちょっとシビアに」と言っていたとおりの運行だった。

2早坂 秀悟

後ろから押さえて駆けるのはこの人のスタイルではなく、田中とのモガき合いの末、7着まで沈んでしまう。

3小林 則之

浦山一栄や増成富夫みたいに生涯自力を貫く「漢」だが、今日に関しては3番手のインに詰まって持ち味を出せなかった。結果3着でも消化不良のレース?

4西田 大志

捲る中村を懸命に追いかけ2着確保。4月の大垣を最後に1着から遠ざかっているが、数字を見るとしっかりまとめているし問題なさそう。

5古川 尚耶

番手で余裕ありそうに見えたが、外の勢いが違って対処できず。同級生の早坂と一緒に捲られてしまった。

6田中 和磨

これからはコメントに「自在」も付けていくと言っていたが、レースは男の力勝負で後方からのロング捲り。最後は中村にタテに踏まれて着外となったが悪くはなさそう。

7大塚 英伸

展開的にどうにも…。中村と西田の捲りに反応してスイッチしようとしたが、ちょうど小林と合ってしまい、ジ・エンド。
6R


中嶋のカマシに小林が遅れて塩崎が番手すっぽり。このまま最後の直線となり塩崎がズバッと抜け出した。逃げる中嶋、塩崎マーク池田の次位争いはわずかに中嶋が踏ん張り2着に残った。
 

1小林 令

遅れて内から来た高津に気を取られ中嶋のカマシに離れてしまう。失格をとられた1センターの動き(外帯線内進入)もそこまで大きな動きではなかったが…。残念。

2池田 憲昭

塩崎が前々に攻めてくれたおかげ。勢い的に2着まで届いたように見えたが、ほんのちょっと足りなかった。

3中嶋 宣成

叩かれてもすぐに行くのがこの人のいいところ。後ろが離れて裸逃げになったが、何とか2着に踏みとどまった。

4塩崎 隼秀

S級デビュー戦は差しでの1着。中嶋が1車で来たのが一番だが、飛び付いてそこから差すのだから脚はある。

5高津 晃治

離れたあとに内を追い上げていったが、絡んだ相手(小林)が悪かった。前回失格、今回落車とリズム最悪。

6高木 翔

離れた小林の後ろで苦しい展開。落車した高津を避けるのに脚も使ったし、ちょっと参考外のレースだ。
7R


入れ替わりが何度かありもう一度「順番」が来た城戸がホームロング捲りで出っ切った。番手の石丸も3番手の三ツ石もぴったり続き、ゴールはこの2人のズブズブ。城戸も3着に残って遠征トリオで決まった。
 

1関根 健太郎

基本は自力、行かれたら飛び付きのオールラウンダーだが、最近はまるでダメ。良いときなら今日も石丸なり三ツ石に絡んでいたと思うが…。

2山本 修平

打鐘で1回脚を使ったのもあって捲りの進みはイマイチ。またしても予選で飛んでしまった。

3石丸 寛之

車間を切り、後ろを何度も見ながら、余裕の抜け出し。実現するかは分からないが、「もう一度特別競輪に出たい」という気持ちで走っているのは素晴らしい。

4高橋 広大

山本が不発で共倒れ。最後は内に進路を取ったが突っ込めそうなコースもなかった。

5城戸 俊潔

先行態勢の関根を力任せに潰してライン3人で決めた。押さえ先行はそうでもないが、カマシや捲りになったときはかなり強い。

6水書 義弘

約2ヶ月振りの実戦は関根マークで共倒れ。

7三ツ石 康洋

山本の捲りを目で牽制したり外に振ったり、地味~に良い仕事連発。最後の直線も外をかなり迫っていたし状態よさそう。
 
8R


人気の坂本が土田の逃げを捲り切ったが最後バタバタ。ゴールはハコから抜け出す小野を3番手の佐伯が交わして人気本線「交わしの交わし」の決着。後方から踏み上げた横内が3着に入った。
 

1横内 裕人

捲りかマークか決まり手は微妙だが、本線にスイッチしながら外を踏んで3着に入る。

2小野 大介

番手は前を庇うし、3番手は気楽に先踏みできる。今日の佐伯1着、小野2着の結果は、それがモロに影響した感じだ。道中は坂本の捲りに口が空くこともなかったし、悪い状態ではなさそう。

3吉田 裕全

捲られた土田と一緒に共倒れ。佐伯か横内あたりをドカしにいくかと思ったが、タイミングが合わずに全スルーだった。

4佐伯 翔

溜めて溜めての直線勝負で3番手一気。「差しバンク」の弥彦らしい1着ゴールで幸先良いスタートを切った。

5坂本 周作

坂本-小野の二車単は断トツ一番人気の280円だったが、ロングの仕掛け&土田の抵抗で最後は4着まで沈んでしまった。何となく103点くらい持っているイメージだったが、最近はずっと100点付近の平凡な成績。

6土田 武志

捲られたときに坂本に当たりにいったところは「らしいな」と思った。逃げながらヨコを使えるのがこの人の強味で、2日目以降の敗者戦なら一発あるかもしれない。

7山本 奨

一瞬スイッチしかけたが、すぐにやめて横内の後ろに入り直した。今日に関しては脚負けではなく展開負け。前が遠すぎた。

 
9R


警戒される展開になっても山根は余裕で、一気に叩く望月を追いかけながら3番手に入ると、そこからスコーンと捲って圧勝ゴール。池田もぴったりで人気両者のワンツー。単騎の小川が内からこの2人を追いかけ3着に入った。
 

1小川 賢人

打鐘過ぎに内を追い上げたところはかなりキツかったと思うが、そこで頑張って山根ー池田の後ろに入ると、両者の捲りに離れずぴったり続いた。ナイスリカバリー!

2磯川 勝裕

打鐘で山根に入られたのが全て。そのあとは小川に内から来られタイミングを逃がし、消化不良のレースとなった。

3土屋 裕二

望月は頑張ってくれたが…。スピードの違う捲りが真後ろから飛んできて全く対応できなかった。

4小沼 良

 任せた磯川が大失敗。最終ホームも最終バックも7番手でどうにもならなかった。

5池田 良

山根の捲りに離れそうな雰囲気はなかったが、差せそうな雰囲気も全くなかった。現状は可もなく不可もなくといった感じか。

6望月 一成

山根だけは何としても潰してやる! そんな気持ちが伝わってくる良いレースだった。この走りを続けていればいつか必ず戻ってくるはず。

7山根 慶太

踏みながら3番手に割り込み、そこから一気捲りで快勝。兄の将太(119期)と同じで口数はあまり多くないが、レースになれば超パワフルで存在感抜群だ。
 
10R


5番手まで下げた緒方が照井のことをたっぷり泳がせひと捲り。中本もぴったり続いて最後は迫るも、このまま緒方ガマンの熊本ワンツー。3番手の中村はあっさり離れ、内から番手取った今野が直線伸びて3着。
 

1今野 大輔

先手の3番手をしっかりキープし、前が仕事した内を判断良くしゃくって番手まで行った。トリッキーという言葉がぴったりの選手。

2佐藤 康紀

外の捲りを持っていったときにしゃくられてしまったが、その後ろで何とかこらえて大敗は避けた。

3緒方 将樹

一言で言ったら、自信満々。照井が本職の先行屋じゃないのもあるが、スピード満点の捲りで軽々行ってしまった。今のデキなら準決でも良い勝負が可能だろう。

4中村 良二

大本線の3番手だっただけにもったいないレース。緒方が打鐘の2センターから仕掛けると一瞬で置いていかれた

5照井 拓成

どちらかと言えばカマシ捲りの選手だし、ああいう展開は苦手。初手で後ろ攻めになった時点で嫌な予感がしたのでは…。

6柳谷 崇

任せた今野が3着だし4着には入りたい展開だったが、外の佐藤が邪魔で最後は気持ちよく踏めなかった。

7中本 匠栄

捲った緒方も確かに強いが、本当に良いときならあれでも差していただろう。近況はずっと低空飛行が続いていて、走りながら戻していく感じか。
 
11R


しっかり押さえた染谷がペースに持ち込み橋本の捲りは不発。無風回りの白戸の差しも振り切り力強く押し切った。2着白戸、3着も何とか小川で、終わってみればライン3人のワンツースリー。
 

1橋本 壮史

データを見ても最近はずっと先行の決まり手のみ。逃げてなんぼの選手なんだから、ここでもしっかり逃げてほしかった。たらればになるが、染谷が押さえにきたところは突っ張った方がよかったかも。

2小川 圭二

3番手3着。最後は柿澤に抜かれかけたが何とか踏ん張った。

3染谷 幸喜

ライバルの橋本を捲らせず、番手の白戸も差させなかったし、100点満点の逃げ切り勝ち。前回から使っている新車も合っているみたいで、2日目以降のレースも非常に楽しみ。

4柿澤 大貴

1年振りの地元開催は橋本不発で共倒れという結果。最後の直線はまずまず伸びていたが、さすがにあの展開では無理。

5白戸 淳太郎

1周以上ハコ無風で、橋本の捲りも3番手の横まで。さああとは抜くだけ! の展開だったが、全然差せずの2着流れ込み。

6越智 展孝

先行するラインの4番手を確保したが、外が邪魔になって全く踏めなかった。昔も今もタテの選手で、被ったら全く持ち味が出ない。

7大矢 将大

不発ラインの3番手でどうにもならない展開だったが、最後は1つでも上の着! と頑張って突っ込んできた。

 
12R


「車番の差」で前からになった長島が小川の上昇を突っ張って先行。下げた小川の捲りは3番手の横までで、絶好ハコ回りの河野が楽々抜け出し1着スタート。逃げた長島が2着に残り、3番手から迫った大森が微差届かずの3着。
 

1大森 慶一

小川がずっと横にいたのでなかなか外に持ち出せなかった。本気で踏んだのは最後の20メートルくらい。被らず早めに踏んでいれば頭まで突き抜けていただろう。

2長島 大介

こういう前受け全ツッパが二分戦で一番「堅い」戦法。決まり手を見ると捲りばかりだが、長い距離を踏んでもまだまだ強い。

3小川 真太郎

久々の師弟連係だったが、長島にいいようにやられて捲り不発。最近のレースを見ていてもタテだけの勝負ではかなり厳しい?

4内藤 宣彦

単騎のレースで中団中団の立ち回り。大森同様、外が邪魔になって、思いきり突っ込むことができなかった。

5隅田 洋介

不発ラインの3番手でどうにもならない展開。本人もしょうがないと割り切っているのでは。

6久米 康平

追い込みセンス抜群で、自力のときより勝率の高いイメージだが、今日に関しては小川が全然捲れなかったし展開負け。

7河野 通孝

年に1回か2回の最高の展開。最後は余裕を持って抜け出し長島のことも2着に残した。前回の前橋もそうだが最近は流れがいい。
 

初日インタビュー

1R


 

1 隅貴史

決まり手が残ってるから自力扱いされてるみたいだけど、普通に僕は追い込み選手ですから…。中団にいても捲るのは厳しいと思うし、北の後ろに行かせてもらいます。

2 佐々木省司

中3日でも練習は普通にやってきました。山本君がいるならもちろん番手。連係はすごい前にあったような…、どうだろう。

3 倉岡慎太郎

熊本のリニューアル開催は連日大盛況でしたね。初日なんか3000人も入っていたし、A級もS級も地元選手の優勝なんで出来すぎ。ここは九州の3番手です。

4 徳吉広紀

田代君がいるなら迷わずマーク。連係するのは今回が初めてです。

5 山本恵介

一時期に比べたら良くなっていますね。今ある力は出せていると思います。自力自在。

6 近藤直幹

隅がやりたいようにやればいい。付いたからって先行しろとは言わないし。(隅が北の後ろに行くと聞き)それなら別々か。逃げるのはたぶん7番の子だし九州の後ろ。

7 田代匠

弥彦を走るのは3回目。重い感じはするけど悪いイメージはないです。しっかり駆けてラインで決められるように。

 
2R


 

1 平川雅晃

風邪で1本欠場したけど今はもう大丈夫。練習もしっかりできたし頑張れると思います。自力。

2 渡辺直弥

復帰した前橋からずっと配分が詰まっていて、直前の小田原や小松島は誤魔化しながら走っていた感じ。今回はやっとというか9日空いたので、今までやってなかった分、無理矢理練習してきました。何でもやります。

3 橋本勝弘

中岡君。普段の練習も別だしイメージはほとんどないですね。頑張ってもらいます。

4 小峰烈

平川君。連係は今まで何度もある。おととい松本のバンクに行ったらたまたまアイツも来ていて一緒に練習しましたよ。

5 中井達郎

前回の京王閣はまずまずでしたね。久々の競走でもそんなに問題なかったです。直弥君には優勝を穫らせてもらったこともあるし信頼して。

6 中岡海

昇班して2場所走ったけど、手も足も出ない感じではないですね。自分の力をしっかり出せれば通用すると思う。自力。

7 西巻秀太

いい3番手ですね(笑)。平川君と小峰さんの後ろでしっかりマーク。

 
3R


 

1 松澤敬輔

練習の成果が出てきましたね。成績が良くなると気持ちも前向きになるし、前回の熊本は本気で「決勝に乗ろう」と思って走っていた。悪ければそんなこと思いもしないし、だいぶいいですね、いまは。自在。

2 和泉尚吾

腰の状態は最近だいぶ落ち着いている。脚の感じもボチボチです。自力。

3 河野要

北は普通に松澤君ー坂口さん? 九州は別で矢田さんが単騎? (長考の末)うーん、1人で走ります。 

4 吉成晃一

矢田さんもいるけど和泉君の3番手に行かせてもらいます。

5 坂口卓士

半年間のチャレンジ生活はいい勉強になりました。まだ(1・2班戦に)戻ってきたばかりで点数がないし、これから上げていきたい。前にも世話になっている松澤君。

6 矢田晋

ちょっとずつ良くなってきている。吉成君と話して単騎でやります。

7 富弥昭

息子(武大・121期)のレースを見ていると、ああすればいいのに、こうすればいいのにって思うことがたくさんある。息子がいる選手ってみんなこういう感覚なのかって、気持ちがよく分かりました(笑)。和泉君。



 
4R


 

1 柴田竜史

飛び抜けて強い子がいるし難しいですね。河上さんと話してお互い単騎・単騎になりました。

2 渡辺恭典

トヅ(戸塚)とは前回の最終日も一緒で2着3着だった。どんなに点数がなくてもいつも頑張ってくれる選手。全て任せます。

3 内山拓

前回までミッドナイト5連チャン。夜のお仕事ばかりで疲れました(苦笑)。半田君に行けるなら喜んでマーク。

4 河上陽一

並んだところで厳しいのは間違いないし、柴田君とは別々でやろうと。自分で何かします。

5 半田誠

熊本のバンクに入るといつもみんなに引きずり回されている。早く引きずり回す方にならないとダメですね(苦笑)。決勝には乗れているけど優勝がないので、これからは戦い方も工夫していきたい。自力。

6 戸塚涼介

7月からの6走は全部のレースでバック線を取っている。30歳になってもスタイルを変えるつもりはないし、1日でも多く良い競走ができれば…と思っています。自力。

7 山口幸太郎

半田君-内山君の後ろ。九州ラインを固めて直線勝負です。

 
5R


 

1 中村雅仁

引退した西川親幸さんから定期的に連絡が来るんですけど、この間の熊本開催が終わったあとに「優勝する気がないんか?」「穫るつもりで突っ込まんかい!」と言われました(苦笑)。今まではラインの中から誰か勝てばいいや、くらいの気持ちで走っていたので、これからはもう少しレースの中で自分を出していこうと思います。田中君。

2 早坂秀悟

300勝リーチ? S級にいる河野(通孝)さんも自分と同じでリーチだから、この開催中に2人して決められたらいいですね。自力。

3 小林則之

もう48歳ですよ。自分で言うのもあれだけど、やってる方じゃないですか。2場所前の西武園は熱中症で体調が良くなかったけど、終わってみたら1着1着3着。今は暑さ対策として朝メインの練習に切り替えてやっています。自力。

4 西田大志

悪くはないんですけど、最近はずっと前を抜けなくて2着3着ばかり。田中君-中村さんの後ろです。

5 古川尚耶

もちろん同級生の秀悟君。S級で何度も連係しているし、オレの着はいつもいいです。

6 田中和磨

普通にやっても厳しいので、これからは(コメントに)自力だけじゃなくて自在も付けていくつもり。ウエイト練習中に足首を捻って1ヶ月休んだけど、今はもう大丈夫です。自力自在。

7 大塚英伸

暑さや慢性疲労で直前の練習はめちゃくちゃ悪かった。年齢の影響ではないと思うけど…。小林さん。

 
6R


 

1 小林令

弥彦は地元だけどすごい久々。2年振りくらいじゃないかな。福井のときに中嶋さんに離れているので今度はしっかり付いていきたい。自分自身の感じは前回よりいいと思っています。

2 池田憲昭

塩崎君。連係はもちろん初めて。カマシとか捲りが好きなタイプみたいだね。

3 中嶋宣成

行けるところで行けているし悪くないですね。あとはもうちょっとセッティングが噛み合ってくれれば…という感じです。自力。

4 塩崎隼秀

小松島記念の直前に熱が出ちゃって前検当日欠場。今回がS級デビュー戦になります。練習はできているし脚の感じはボチボチだけど、まずは1本走ってみて。今回使う自転車は松浦(悠士)さんモデルの新車です。自力。

5 高津晃治

前回の失格はイエローラインの踏み切り。この年齢になって先頭に出ることなんてなかったので、そういうルールがあったんだって完全に頭から抜け落ちていました…。すみません。2週間ちょっと空いたので練習はできましたよ。四国勢の後ろ。

6 高木翔

最初は単騎のつもりだったんですけど、中嶋さんと話して「付いてくれるとありがたい」と言われたので、関東の後ろを回ります。みんな強すぎるから自力はもう無理です。
  

 
7R


 

1 関根健太郎

練習はそれなりにできているんですけど、レースになるとダメですね。どこかで穴をあけられるように頑張ります。自力。

2 山本修平

悪くはないし感じも上向いているけど、もうちょっとガツンとしたものが欲しいですね。弥彦は優勝も2回あるし好きなバンク。自力。

3 石丸寛之

同期同級生の香川雄介がいるから自分もまだ頑張れる。前回の佐世保ミッドは夜遅い時間ということで風がなくて走りやすかった。自分の場合は暑さ寒さよりも風の方が大事。弟子の城戸に任せます。

4 高橋広大

前回も前々回もアテウマ番組ばかりで…。成績ほど脚は悪くないと思います。山本君。

5 城戸俊潔

S級に戻ってきて2場所走ったけど、ちょっとしっくりきませんね。前にS級にいたときの方がのびのび走れていました。師匠の石丸さんとは今まで何度かあって、うまくいったりいかなかったり。自力。

6 水書義弘

南関ラインで関根君。しっかり付いていきたい。

7 三ツ石康洋

S級でハコがあるなんて思っていないし、3番手があるだけで十分です。岡山両者の後ろ。

 
8R


 

1 横内裕人

選手になって10年以上経つけど、今回が初めてのS級です。2場所走って感じたのは、流れが全然違うなと。今は1戦1戦が勉強だと思って、胸を借りるつもりで頑張りたい。前でできることを。

2 小野大介

周作の番手。去年の夏、佐世保かどこかで3番手を回っている。たぶんそれ以来。番手もあるけど、周作の場合は3番手の方が多いですね。

3 吉田裕全

前回の最終日は埼玉別線で走ったけど、自分の走りはできたし納得している。土田君。

4 佐伯翔

125期でデビューした平根優大君は僕の初めての弟子。一緒に練習しててもめちゃくちゃ強いし、慣れればすぐに結果が出るんじゃないかな。小野さんの後ろで3番手。

5 坂本周作

横内さんも土田君も点数以上に強いイメージ。そこまで脚力差はないと思っているし油断しないで走りたい。子どもが生まれて3年くらい冬季移動に行っていないので、最近はずっとこんな感じの成績ですね。自力。

6 土田武志

分かってはいたけどS級はレベルが違いますね。先行態勢に入っても叩かれるレースばかり。ま、それでも、777していないのは救いかな(苦笑)。自力。

7 山本奨

横内君。A級のときに何回か任せている。車番もいいし何とかなるような気がします。

 
9R


 

1 小川賢人

弥彦を走るのは初めて。これで全場制覇になります。ここは親父(博美・引退)が唯一記念を穫った場所なのに、なかなか呼ばれませんでした。中国勢の後ろもあるけど自分でやります。

2 磯川勝裕

前回の熊本は人の後ろが2回もあって、精神的にめちゃくちゃ疲れました。上位の人が自力とマークの使い分けが難しいというのがよく分かりましたね。ここまでは疲労を抜くのがメインで、合間に自分のやりたい練習をちょこちょこやった感じです。自力。

3 土屋裕二

一成がいるなら任せるだけ。連係は前にありますよ。

4 小沼良

リニューアルした熊本バンクはかなり特殊でしたね。カントがかなりきつめで前橋みたいなのに、それでいて直線が長いから、どのコースが伸びるのか、探り探り走っていました。磯川君。

5 池田良

前回の岐阜が良くなかったので、今回は調整なしでひたすら練習してきました。山根君。

6 望月一成

結果には出ていないけど、前回の岐阜で掴んだものがあったので、今回それを出せればと思っています。自力。

7 山根慶太

S級一発目の熊本は自分なりに頑張れたと思います。緊張はそこまでなかったんですけど、オッズを見たらすごい売れていたので、プレッシャーにはなりました。自力。

 
10R


 

1 今野大輔

(目標が)いれば付くし、いなきゃ自分で。最近はずっとそんな感じでやっています。岡山に移籍したのが去年の8月だからもう少しで1年。まだ会ったことのない選手も何人かいますよ。自在。

2 佐藤康紀

最近はどこに行っても暑いから、調子がいいとか悪いとか分からない。照井君。

3 緒方将樹

前回の決勝は北井(佑季)さんとの二分戦だったし、あれしかなかった。番手の嘉永さんが優勝してくれたので自分の中では納得しています。今は練習の雰囲気もいいし、レースでの感覚もいいので、この勢いで行けるところまで行きたい。自力。

4 中村良二

自分はもともと熊本出身。中学まで熊本にいて、高校から久留米でした。そういうのもあるから、熊本のリニューアル開催は補充でもめちゃくちゃ嬉しかった。親戚も来ていましたね。緒方君には今まで2回千切られているからめちゃくちゃ不安。熊本両者の後ろで追走に専念します。

5 照井拓成

前回の福井は毎日脚を余して終わってしまった。考えすぎて仕掛け遅れるレースが多かったですね。自力。

6 柳谷崇

追加は月初めに来ていたので問題ない。脚の感じはボチボチ。そろそろ上げていかないとって思っています。今野君。

7 中本匠栄

ダービーの落車から少しずつ良くなっています。今はオールスターに向けて基礎練習からしっかりやっているところ。前回初日も任せた緒方君へ。

 
11R


 

1 橋本壮史

今回は吉田拓矢君の代打。追加の連絡を受けたのは昨日です。ちょうどガンガン練習していたところなので、疲れが少し気になりますね。急性胃腸炎になって2本欠場したけど、そっちの方はもう大丈夫。自力。

2 小川圭二

同期で1つ上の山口富生さんがまだ上で頑張っているし、本当にすごいなぁって思います。3番手のある南関勢へ。

3 染谷幸喜

膝の痛みがなくなって踏める感じが出て来た。前回から自転車を新車にしたのも良い方向に行っている。自力。

4 柿澤大貴

ボチボチですね。一時期に比べてちょっとずつ良くなっています。弥彦は地元だけど年に1回くらいしか走れないので、気持ちを入れて頑張りたい。橋本君。

5 白戸淳太郎

(4月の松山の落車で)骨盤にヒビが入って、それからずっと良くなかったけど、いまはだいぶ痛みがやわらいできました。ただやっぱり前みたいにガツンと練習できていないのいで、9月とか10月くらいに戻ればいいなくらいの気持ちです。染谷君。

6 越智展孝

小川さんと2人で目標なしですか。小川さんが南関に行くなら、自分は決めずに単騎です。

7 大矢将大

埼玉に移籍して6年くらい経つのかな。ここは生まれ育った地元なので、少しでもいいところを見せられるように頑張りたい。関東ライン3番手。

 
12R


 

1 大森慶一

内藤さんに「頑張るなら付くぞ」って言われたけど、もう追い込みに変わっているし、カマシを打てるような脚もない。自分が関東の後ろで、内藤さんは1人になりました。脚の感じは前回と同じくらいだと思います。

2 長島大介

G3の優勝は2回あって、F1の優勝は18回くらい。あまり知られていないけど、意外と勝ってるんですよ、自分(笑)。安定感はないけど、決定力だけはあると思っている。弥彦も前に2開催連続で優勝してるし良いイメージ。自力。

3 小川真太郎

数字を見ると師匠の方が決まり手が多いけど、だからといって後ろを回るわけにはいかない。今まで師匠ー自分の並びは一度もないし、今回も自分が前で頑張ります。自力。

4 内藤宣彦

ここまで頑張れている秘訣? 一番はやっぱり奥さんの存在ですね。車誘導を毎日、体のケアも毎日してくれるし、ある意味、オレより大変なんじゃないかな。体のケアも、オレがやりたくなくても「ダメ!」って言ってやってくれるし、おそらく日本で一番選手に尽くしている奥さんだと思う。これがなければオレもここまで頑張れていないし感謝の気持ちしかないですね。決めずに1人で走ります。

5 隅田洋介

自分でやりたい気持ちは常にあるけど、真太郎にも康平にも世話になっているから、中四国の3番手を回ります。付く以上は前2人を信頼して。

6 久米康平

10月にある弥彦の親王牌は特選からのスタートなので、いまはそこに向けて上げていければと思ってやっています。僕のS級初優勝はここ。走りやすいイメージがありますね。弟子の真太郎へ。

7 河野通孝

前橋のあとに4泊5日で競輪学校に違反訓練に行ったんですけど、そのときのメンバーがめちゃくちゃ豪華で、守澤太志君、森田優弥君、ヨシタク(吉田拓矢)、南修二さんとかいました。決められた時間に自転車に乗ることもできるんですけど、相手がその面子なので、めちゃくちゃ刺激を受けました。長島君。

 

A級決勝インタビュー


 
 

  1古川 尚耶
車間を空けて抜けると思ったけど、早坂君が全然タレてこなくて…。決勝も全てお任せ。

  2大塚 英伸
ここに来るまでは状態に不安があったけど、マッサージをしてきたおかげで体は軽く感じます。静岡別線で自分は渡邉君。

  3中村 雅仁
半田君を残したかった。余裕がなくて失敗しました。小林さんが空くならマークさせてもらいます。

  4小林 則之
車の出はそこまで良くなかったけど何とか届きましたね。別線になった理由は静岡のみんなにチャンスがあるようにということ。自分でやります。

  5内山  拓
田代君が作戦通り走ってくれたおかげ。久しぶりの決勝が連勝なんて嬉しいですね。決めずに単騎で走ります。

  6渡邉 直弥
準決はもう少しやりようがあった。自分だけのレースになったのは反省です。小林さんとは別で自力。

  7早坂 秀悟
目標にしていた300勝を関東地区の弥彦で決められてよかった。決勝もいつも通り自力で勝負します。


 

 

S級決勝インタビュー


 
 

  1河野 通孝
長島君がきちんと仕掛けてくれたおかげ。湿度のせいか初日よりバンクが重く感じました。決勝もまた長島君に任せます。

  2隅田 洋介
山根君のおかげ。もっと楽に車が出ると思ったけど、ノッキングしてしまった。久米君。

  3中本 匠栄
ハンドル周りをいじったのがよかったみたいで、骨盤を使ってうまく踏めた。初日より車も出たと思います。緒方君。

  4長島 大介
隅田さんが出て行く前に仕掛けようと思っていた。やれることはやったし悪くないです。自力。

  5久米 康平
準決は想定していた展開の1つ。後方になっても落ち着いて仕掛けられたし、車の進みも良かったと思います。自力。

  6緒方 将樹
もうワンテンポ仕掛けられればもっと良かった。直線が長くて最後はキツく感じたけど、中本さんが残してくれました。自力。

  7池田  良
久米君が強い。自分はギリギリ付いていけた感じ。前回までの状態なら離れていたんじゃないかな。中四国ラインの3番手。



 

 

コラム一覧

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    武田一康(たけだかずやす)
    コンドル出版社代表取締役社長。熊本競輪情報協会会長。
    昭和23年4月24日生まれ。通称『社長』『武田さん』
    小学生の頃から競輪場へ出入りし、予想台に立つ父の英才教育のもと感性を磨き、有明工業高等専門学校を中退した後に19歳から予想業に携わる。
    かつてはゴルフショップや喫茶店などを経営し栄華を極めていたが、ある失敗を機に、やはり競輪が天職と悟ってからは競輪一筋。
    新聞業務は実弟で圭二氏(小倉競輪場キャスター、通称『専務』)、そして幸三氏との巧みな連係プレーで毎日とどこおりなく製作されている。
    2014年4月に実の長男が本社入りしたことで念願だった後継者が登場。したがって隠居は遠のいたが、そのぶん やる気と責任は倍増した。
    さらにコンビニネットでの新聞販売が容易となったことによる新規ファンの開拓も、記者魂を支える大きなモチベーションとなっている。
    競輪歴50数年のキャリアに裏打ちされた莫大なデータと情報を基に、歯に衣を着せぬコメントで競輪界の矛盾や問題点を様々なかたちで洗いだしており、いわば業界のご意見番的存在。
    熊本競輪場での場外車券販売がある限り、全国あらゆる競輪場へと足を運んでおり、年間300日近くの出張はここ10数年のルーティンワークだ。
    「あちこち、ガタがきとるが、じっとしていられん性分ったい」と生涯“徹底先行”を貫く気構えだ。
    口癖はもっぱら「おぉう、同年代の連中は、みんな定年やら引退やらで現場から離れてしまった」。

    66歳を迎えた今もなお、時には2000グラムのステーキをペロリとたいらげ、昼間には甘々なまんじゅうをむさぼり喰い、毎朝約1時間の散歩をノルマと課すなど、ドMともいえるストイックさで心身ともに充実。
    鋭い舌鋒も激しさを増すばかりで、e-SHINBUN1、2位の売り上げを誇るマンモス新聞を取り仕切る御大は、まだまだ手綱を緩めずにすべては競輪界発展のためにと健筆をふるっている。

    趣味はゴルフで、年に数回の肥後カントリークラブでのラウンドを心待ちにしている。
    あとはスーパー銭湯での骨休めは出張先でのハイライト。記念開催中など、競輪場近辺のスーパー銭湯で心地よい表情で湯船につかる武田社長の姿がよく目撃されているほどだ。
    ほかにも愛犬の散歩にドラマ鑑賞と幅広く、とくにサスペンスドラマは大のお気に入りで土曜サスペンス劇場や松本清張シリーズは大好物だ。
    競輪と共通する『推理』という要素が、御大の胸間を揺さぶるのだ。肥後のエグゼクティブ・武田社長の一挙手一投足から、これからも目が離せない。


    令和6年7月29日
    熊本モーニングの決勝は3度び一緒に成った村上竜馬・木村幸希の広島コンビが先制。2前回の佐世保、前回平塚と立て続けに7回に成った事で木村が優勝。2着は切り替えていた佐藤竜太で、3着に村上が残る本命枠内。3日間で6億は目標を1億オーバーの大成功。
    別府ナイター記念の決勝は阿部将大のロケットスタートが功を奏し、男らしい伊藤颯馬は赤板発進で、阿部は当地戦10連勝で記念2度目の優勝。特別を除き6連覇の大偉業。2着は九州の後を選んだ松谷秀幸で、3着は中釜章成に任せてた古性優作が入り、2車単・3連単共に1番人気でした。


  • 竹林一彦の競輪閻魔帳

    黒いジャンパー
     
    日本中うだるような暑さなのに、街の洋服屋には秋冬物がずらり陳列されている。冷房が効いている室内でも、試着するのをためらうくらいミスマッチなのに、ハンガーにぶら下がる黒いジャンパーに目がとまった。
    これを着て冬の競馬場を歩くのだ。競輪場でもいいけど。
    ♪黒いジャンパー、裏地は赤のチェックだ、Yeah~Yeah~、襟を立てて歩きたいあの子と、黒いジャンパー、手触り着心地最高、Yeah~Yeah~、黒いジャンパー、いい匂いがするのさ、Yeah~Yeah~、襟を立てて歩きたいあの子と――ザ・ニートビーツのロックンロール『黒いジャンパー』の黒いジャンパーは革ジャン、買ったのはナイロン製のそれだ。♪襟を立てて歩きたい競馬場、と、頭の中で音を鳴らす。
    早く秋に冬にならないかしら。そうつぶやく。夏の商売に一年の儲けがかかる商人には申し訳ないけど。
    そういえば何年か前、競馬用にハンチングを買ったことがあるけど、小っ恥ずかしくて一度も被ったことがない。
    ああ、今でも競輪場では双眼鏡のレンタルってやっているのかしら。
    むかし、府中の競馬場で、双眼鏡を借りたのはいいが、最終を待たずに資金がなくなり、返却して、戻ってきた保証金で馬券を買った記憶がよみがえった。

    竹林一彦(たけばやし・かずひこ)
    一九五八- 東京生まれ、競輪育ち、予想紙「アオケイ」記者。

  • とかく・この世は金ばかり ~マッチーの七転八起奮戦記

    町田洋一

    元祖・戦う競輪新聞として名を馳せた伝説的専門紙「アカギ」の唯一の残党記者。 現在はアオケイを主戦場に、e-SHINBUNの制作に携わり検車場レポートなどで取材、執筆活動中。
    歯に衣を着せぬ激しくとめどない論調は、ファンが知りたい部分を包み隠さず伝えたいと言う想いから。 前橋の昼間の中継では硬派に解説し、ミッドナイトでは緩くニコニコ動画のいじられキャラを演じる。
    打倒ヤマコウがモットーなのか!?

    twitter
    https://twitter.com/matchyou1925

  • 西川ゆりのの「夢のゆりねっと競輪!」

     

     









     

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